Q1学校の健診で背中が曲がっていると指摘されたんですが?
もととなる病気がある場合や、生まれつき背骨に奇形がある場合もありますが、一番多いのは、特発性側弯症と呼ばれ、まだ原因のよくわからないタイプの側弯症です。
脊柱側弯症は成長期に発症するため、成長が継続している間はたとえ一度の検診で異常がなくても安心はできません。
毎年、検診以外にも、ご家庭で背部の状態をチェック(チェックする方法もお教えします)することが理想であり、気になる変化があれば整形外科の受診をお勧めします。
むし歯などの歯科一般診療、小児歯科、整形外科、リハビリテーション、鍼灸等
HOME ≫ 小児整形外科のQ&A ≫
手をつないでいたお子さんが突然勢いよく走り出し、思いがけず、腕を引っぱってしまうことは非常によくあることです。しかし、このような動作が原因で、お子さんの片腕が急に動かなくなってしまうことがあります。病名こそ知られていないものの、決して珍しくはない病気が肘内障(ちゅうないしょう)です。
肘内障は肘関節を構成する、輪状靭帯と橈骨頭(とうこつとう)が外れかかる亜脱臼を起こした状態で、輪状靭帯が発達していない1歳未満から6歳ぐらいのお子さんに多い疾患です。肘内障の約50%はお子さんの手を引っ張った際に起こります。
その他の50%はお子さんが転んで手をついたときや腕をひねったとき、肘を打ったときなど、多岐に渡ります。
治療法は整復法です。整復後5分~15分ほど時間を置いて患者さんに「バンザイ」の姿勢をしてもらうと、腕が元通り使えることを確認できます。
上記のような症状がありましたら、整形外科にご相談下さい。
足を引きずって歩くのは様々な原因があります。
うまく症状を訴えることのできない小さなこどもが急に足をひきずって歩くことは何か異常があると思って下さい。炎症や骨折の早期発見につながることもあります。
また、こどもが歩き始めてから、お母さんが跛行(はこう:びっこをひいて歩くこと)に気がつかれて、先天性の股関節脱臼(こかんせつだっきゅう)や両脚の長さの違いが発見されたりすることもあります。
6歳頃の男の子がはじめは膝のあたりに痛みがあって、いつのまにか跛行をしている場合にはペルテス病が考えられます。
11、12歳頃の肥満気味の男の子が、股関節を痛がって脚を引きずり、足を外側にして歩くようであれば大腿骨頭辷り症(だいたいこっとうすべりしょう)が考えられます。歩き方の異常の奥に病気が隠れています。よく注意を払い、見逃さないようにしましょう。
このような症状があり、どこに相談したらいいかわからない場合は、1度整形外科を受診し、相談をしてみてください。
【電話番号】
084-953-1126
【住所】
〒721-0955
広島県福山市新涯町3丁目1-26
【診療時間】
9:00~13:00(受付終了12:30)
15:00~19:00(受付終了18:30)
【休診日】
水曜・土曜の午後、日曜、祝日
スマートフォンからのアクセスはこちら